人と人との絆を結ぶひまわり

今年もきょうせい大船渡は『ひまわりプロジェクト』に取り組んでいます。
昨年から越喜来泊地区にご縁があり、地域の休耕地をお借りしてひまわりを育てています。

震災前は、この場所には多くの住居が建ち並んでましたが、あの大津波で跡形もない場所になってしまいました。
爽やかな潮風がそよぎ、夏の太陽が燦燦と降り注ぐこの場所に鮮やかな黄色いひまわりが咲き誇り、地域の皆さんや目の前を走る三陸鉄道の車窓から「いいものを見せてもらった」「今日もいい日だった」と楽しんでもらえるように、ちょっぴり期待を込めながら慣れない畑仕事に挑戦しています(^^;)

震災前、越喜来泊地区の中心部だった場所

車窓からも見えるといいな!

目の前に広がる三陸の海と森林に囲まれた自然豊かな場所で、今年も地域の皆さんのご協力を得ながらの作業です。今年は思い切って畑の面積を昨年の1.5倍に増やし、5月19日に種蒔きをしました。

先日は、地域一斉清掃後の早朝にも関わらず40名ほどの住民さんにご協力していただきながら、鹿に食べれてしまった双葉をプランターで育てていた苗で補填をしたり、周辺の草刈り作業をしました。「大きくなるんだよ」そんな声を掛けながら、とにかく明るく賑やかに植え替え作業を終えることができました。

東日本大震災を経験し、力強い団結力で復興とまちづくりに協力的な地域の皆さん。
大震災後、『絆』という言葉がよく取り上げられましたが、人々の結び付きが地域でも家庭でも薄れてきていると言われている時に、人間の優しさ、助け合うことのすばらしさ、人はお互いにかかわりあって生きていくのだという人の絆の大切さを改めて感じています。

耕してもらい畑の土がフッカフッカに!

けっこう食べられちゃったわねー

結っ小屋』の前でパシャリ📷

 

 

これからの成長が今から楽しみです。

随時、様子をご報告していきたいと思います。

【記事:大和田】